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高齢者に優しい照明器具を選ぼう

年齢による視覚の変化

年齢による視覚の変化

眼を構成する組織に角膜がありますが、年を重ねるとこの角膜が黄ばんできます。これを角膜の黄変といいます。角膜は瞳の黒い部分の表面にある透明の膜のことです。乾燥や細菌感染を防ぐために常に涙でおおわれていますが、角膜の黄変が起こると目に入る光が黄みを帯びてしまうため、虹彩が弱くなり、紫外線カット機能があるサングラスをかけているように、物が暗くみえてしまいます。

白内障を発症する

高齢者の80%以上は水晶体が白く濁って視力が低下する白内障を患っています。目の中でレンズのような働きをする水晶体が濁ることで集めた光が眼底に上手く届かず、かすんだりみえにくくなったりします。また、光そのものをまぶしく感じたり、明るいところと暗いところでみえ方が変わったりもします。

高齢者向けの色彩設計が必要

高齢者は若い世代に比べると視覚が極端に低下しています。それは水晶体が黄変したり白濁したりすることで色や物体そのものがみえにくくなるからです。そのため、文字を読みやすくするために明度差をつけるなど、高齢者向けに照明を工夫する必要があります。

年齢によって必要照度は異なる

近くや遠くをみる時に水晶体が自動的に厚くなったり薄くなったりしてピントを合わせていきます。ですが、年を重ねるとともに水晶体の弾力がなくなり、まわりの筋肉の筋力も落ちてしまうため調整作用が衰えてしまいます。
一般的には40代では400ルクス、60代では600ルクス、80代では800ルクスが必要だといわれています。単純に考えても80代は40代の倍以上の照度が必要です。

高齢者に適した照明計画を

高齢者は暗いところでは色や物がみえにくくなるため、部屋全体が明るくなるようにしましょう。ただし、コントラストが強いと陰影ができてしまうため、一ヵ所に照明を集中させないようにするのがポイントです。天井が暗くならないように、主照明だけではなく間接照明を設置して照度を補うといいでしょう。反射率の高い明るい色の内装材にするとさらに部屋全体が明るくなります。
ただし、ギラギラしたまぶしい明かりは逆にみえにくかったり、不快に感じたりしてしまうので避けましょう。また、部屋の中だけではなく、廊下やトイレも部屋と同じぐらいの明るさになるように照度を調節するなどの配慮も必要です。
高齢者に優しい照明器具の選び方について、空間ごとに解説しているサイトを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

高齢者が心地よい環境をつくるために